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対策用品の種類

8.新型インフルエンザ対策用品とは

空気感染症である新型インフルエンザが流行した場合、感染しない・感染さないようにするには、まず「マスク・手洗い・うがい」を各個人が徹底して行う事と、室内で適切な加湿を行うなど、感染が広まりにくい環境作りをしてウイルスに触れない・ウイルスを吸い込まない事が重要です。
大勢の人が集まる企業においては、対策用品を備蓄し、パンデミックの際などにスタッフに配布する事で、感染拡大の予防に役立ちます。これらの対策用品は、新型インフルエンザに限らず、通常の季節性インフルエンザ、PM2.5・黄砂などの大気汚染物質、ノロウイルスやO-157による食中毒の予防などにも力を発揮するでしょう。
なお、対策用品の選択には、その製品が本当に新型インフルエンザ予防に有効なのかを吟味する必要があります。様々な機能を持つ商品群から、有効性の高い製品を選びましょう。

ウイルスを弱体化させる「抗体マスク」

マスクには、口や鼻を覆い、ウイルスの混じる空気の吸い込みを防ぐ効果がありますが、性能の違いにより様々な公的規格が存在します。インフルエンザウイルス予防に相当する規格としては、「N95」「DS2」「F2299」合格品などが有効であるとされています。
特殊なフィルターシートの追加などで更に予防効果を高めた製品もあります。たとえば「ダチョウ抗体フィルター」は新型インフルエンザに特に有効であるとされています。
ダチョウ抗体(Igy抗体)は、無害化されたインフルエンザウイルスを注射したメスのダチョウの体内で作られ、そのダチョウが産卵したタマゴにも引き継がれます。その卵の卵黄から精製・抽出した抗体をフィルターに浸透させ配合した抗体マスクは、ウイルスを瞬時に捕集し、ウイルスが他の生物に感染する際に利用するウイルス自身の表面の突起を覆う事で、ウイルスを無効化します。

【付録】様々なマスクの規格

規格名
内容
N95
アメリカ労働安全衛生研究所(NIOSH)が定めた規格で、質量径約0.3マイクロメートルの粒子を95%以上捕集できる性能を表す。捕集性能が更に上のN99やN100規格も存在するが、日常生活での呼吸がしにくいため、N95がよく適応基準とされる。
DS2
日本の厚生労働省が定める国家検定規格で、0.06~0.1マイクロメートルの試験粒子が95%以上捕集できる性能を表す。防塵マスク等の性能を判断する基準に用いられる。
F2299
微小粒子捕集効率試験「PFE」の規格。アメリカ材料試験協会(ASTM)が定める、医療用マスク向け試験の1つ。0.1マイクロメートルの試験粒子を含む空気をマスクに通し、ろ過効率を求める。数値が高い程、マスクの性能は良い。
MIL-M-36954C
ASTMの医療用マスク規格試験の1つで、圧力損失:ΔP(mmH20/c)を測定し、マスク装着時の呼吸のしやすさを表す。一定流量の空気をマスクに通し、マスク内外の圧力差を求める。数値が低いほど呼吸がしやすいマスクといえる。

手洗いは殺菌作用のある石鹸やアルコール消毒を

ウイルスの付着した手のままで食事をしたり、口元を触ったりすると、ウイルスが口から体内に入りやすくなります。また、物や人に触る事で、ウイルスを広めてしまいます。
これらを防ぐには、こまめな手洗いや消毒が効果を発揮します。外出から帰って室内に入る時や食事の前には手を洗いましょう。手のひらだけでなく、手の甲、指の股、ツメ、親指、手首など、最低30秒は洗浄剤で洗います。
人の出入りが激しいオフィスや施設では、玄関や窓口にアルコール消毒液を設置したり、スタッフに携帯用アルコールスプレーを持たせるのも有効です。
ウイルスを体内に取り込まないように、外出した後など、不特定多数の人ごみに接した後にはうがいをしましょう。うがい水には、水道水を使うほか、殺菌作用があるうがい薬を使用しても効果的です。
室内の空気をきれいに保つ空気清浄機やエアコンでも環境を整える事ができます。
ウイルスの活動は湿度によっても左右されます。インフルエンザウイルスに対しては、湿度を50~60%に保つと良いとされています。適度な湿度を保つ加湿機能付きの製品がおすすめです。
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